39.仲間の共有

誰しも,自分が知っているものごとや人には親しみをもちます。ともに成長する仲間をこどもや親どうしが知ること(仲間の共有)は,保護者が園でのこどもの交友関係や生活を理解しこどもの気持ちを全面的に受け止める助けとなり,こどもの感性の発達や情緒の安定につながります。こどもがお友達とどのように関わっているかを聞き,ときには適切な助言を行うことで,協調性や思いやりを育むこともできます。

互いを知ることがきっかけとなり,保護者と他のこどもや保護者間の交流,保護者を介したこどもどうしの交流へとつながっていきます。保護者にとっては,療育の仲間づくりも大きな意味を持ちます。また,職員の紹介は保護者の職員への親しみやすさを生み,保護者と職員の関係づくりを助けます。