63.午睡や休憩での配慮

午後の活動に午睡を取り入れるかどうかは園の方針によりますが,午睡や休憩は,こどもの心身の適切な発達や、生活リズムを整えて心身の健やかな状態を保つことにつながります。もちろんこうした状態が、情緒の安定にとっても大切になるでしょう。午睡や休憩のための環境として,直射日光が当たらない静かな空間や,小さなボリュームで音楽をかけておける環境など,こどもの状況に応じた場をつくるとより効果的です。

こども個々人の状況に応じてちょっとした休憩がいつでもできることが大切だと考える園もあります。写真の園では,保育室の収納庫に布団を置いて,こどもたちが休憩できるまたはパニック時に落ち着ける空間をつくっています。