23.日課の可視化

一日の流れが安定していると,こどもが見通しを持って生活できるため,こどもが主体的に動くことができ,情緒も安定します。

この園では,通園してから降園するまでの一人ひとりの一日の流れを,カードを用いて可視化しています。こどもたちは一つひとつ,活動が終わるたびにカードをはがし次の活動に移ります。日課を可視化することが,こどもが自主的に次の活動に向けて準備をしたり,行動をしたりすることの支援につながっています。また,時間の感覚([22.時間の可視化])を養う仕掛けともなっています。

 

ほかにも,週間・月間・年間カレンダーや行事予定などの掲示も,こどもが生活への見通しやイベントごとへのワクワク感をもつことを助けてくれます。また,一日,一週間,一ヶ月,一年といった時間の単位を理解することにもつながるでしょう。