26.「自分で」を支える

発達段階や障がいの状態によって,こどもが自分でできることには差異があります。しかし自分も一個の人間として尊重されたいという思い,もちろん好奇心もあるでしょう。そうした「自分で」という思いを引き出し,守ることで,こどもの自主性や自立と自律を支えることができます。自分でできる,という思いは自信や自己肯定感につながり,情緒の安定ももたらします。自立的に動くことができることで行動範囲が拡がるとともに,自信を持って身体を動かせ,健康な身体づくりにもつながるでしょう。

写真は,園のボランティアの方がこども一人ひとりの身体特性に合わせて,段ボールでつくっている机と椅子です。こどもたちは自分の身体にあった机と椅子で安心して活動に取り組めます。