20.季節を感じ,楽しむ

我が国は,四季折々の表情のある美しい国です。しかし特に都市部に住むこどもたちは,季節を身体や五感の全てで感じて楽しむという機会に恵まれていないこともしばしばあります。

夏祭りやプール,雪遊び,枯れ葉や落ち葉を踏んだり集めて作品をつくったり,花や野菜を育てて収穫を楽しむ([19.自然に親しむ],[66.食べ物を育てる体験]),虫の音に耳を傾けるなど,季節を感じ,楽しむことにはさまざまな場面やアプローチが有り得ます。「秋になったので日が暮れるのが早くなってきたね」など,日の入り時刻や気温の変化などをこどもが季節と関連づけて認知できるよう,保育者や保護者が言葉にすることもこどもたちの身の回りの自然現象への気づきや理解を助けます。

写真の園では,廊下にてるてる坊主と七夕の飾りをすることで,季節を感じるとともに,七夕イベントへの見通しと期待感を感じられるようになります。