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情緒の安定▼
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(宇都宮市子ども発達センター) 園の入口(門)や,園舎への入口(玄関)にいたるアプローチ空間は,こどもと保護者が行き帰りに通ります。アプローチ空間が魅力的だと,こどもたちがわくわくと楽しい気持ちで登園できます。このような…
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登園したばかりや活動内容の移り変わりの際に,気持ちの切り替えがうまくいかずにぐずってしまったり,パニックになったりするシーンはしばしばみられます。 そんな時に,こどもがひとりまたは小人数で少し気持ちの切り替えをできる場所…
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障がいの有無に関係なく,多くの人が,自分の身体の大きさに合った小さな場所にいるとき,守られている感覚をもったり,落ち着いた気持ちで過ごすことができます。こどもたちにとって,身体が包み込まれ,守られている感覚で過ごすことが…
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日中の療育の場としては,こどもが「家庭」とは違う環境で,落ち着きよりもしゃきっと過ごす場面が重要と考えられる園もあるかもしれません.一方で,家庭の延長にある穏やかな環境のなかで,こどもたちが自然体に過ごせることが重要な場…
情緒の安定▲
豊かな感性▼
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触覚は,皮膚の感覚であると同時に,身体を動かしたときの環境の応答や,風などの環境の動き,つまり身体と環境の関係を身体全体で感じる感覚でもあります。触覚は,生き物が「ここ」にいることを体感する最も基本的な感覚です。 <④く…
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遊びに,水や砂,泥,粘土,小枝や木の実などを取り込むことで,こどもが多様な触覚を体験することができます. 写真の園では,あずきや大豆を使い操作遊びを行います。あずきや大豆の冷たさが手の感覚を刺激します。
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(宇都宮市子ども発達センター) 小さなこどもでも,新聞紙や広告などの紙を「やぶる」感覚を好みます.これは指先の動作の強化などの目的でも保育に採り入れられ,新聞紙をたくさんやぶって新聞紙のプールや雨をつくるなどの活動も多く…
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さまざまな感覚のうち,「におい」は特に記憶と結びつきやすいと言われています。「おばあちゃんのうちのにおい」「雨上がりのにおい」「お母さんのお化粧のにおい」「たき火のにおい」「おっかなびっくり擦ったマッチのにおい」など,そ…
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「風」は空気の動きです。優しい風があれば,強く激しい風もあります。空気の温度差や密度差がつくるそよ風や突風があれば,扇風機やうちわのように人がつくる風もあります。 風が肌にあたれば涼しかったり,暖かかったり,抵抗を「感じ…
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光の色や強さ,角度などによって,ものの見え方は大きく異なります。また,明るく活発な場所,静謐な場所,穏やかな場所など,光の使い方によって場の雰囲気をつくることができます。 光の演出によって,こどもたちの情緒を安定させたり…
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こどもたちの発想は無限と言われますが,同時にこどもたちの感性や想像力は,身の回りの環境によってつくられていく部分も多分にあります。アニメやマンガ,テーマパークなどのキャラクターはこどもたちにとってなじみやすいデザインがさ…
豊かな感性▲
豊かな心情▼
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おままごとやお世話遊びは,「演じる」遊びの一種と言えます。「演じる」遊びでは,ある役割になって行動することで,その気持ちや立場,望ましい振る舞いを,遊びを通して理解し,身につけることができます。例えば人形のお世話をしなが…
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音楽は、音やメロディ、リズムを通して身体能力や感性を育てます。また、音楽は表現のひとつのかたちでもあります。音楽を通して歌や演奏,踊りといった表現をしたり、それを聞くことは、こどもの情緒を安定させたり、ストレスや感情の発…
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絵画を通して,こどもたちの成長やメンタル面での課題を理解したり,解決をしようとする取り組みをしている園もあります。こどもたちは自由に制作や絵画活動を行うなかで,創造性や表現力,そして自分の気持ちを表現するということを身に…
豊かな心情▲
自然と生命への畏敬と愛情▼
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自然のなかには,「不思議」や「あこがれ」「恐怖」「美しさ」などのこどもや大人の心を動かす要素がたくさんあります。自然に親しむことで,自然と生命への畏怖と愛情が育ちます。また,感動や情動,不思議の体験を通して創造性や思考力…
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我が国は,四季折々の表情のある美しい国です。しかし特に都市部に住むこどもたちは,季節を身体や五感の全てで感じて楽しむという機会に恵まれていないこともしばしばあります。 夏祭りやプール,雪遊び,枯れ葉や落ち葉を踏んだり集め…
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身近に動植物がいない環境ではこどもが成長過程で命を実感として理解できず,それがために近年のこどもが他者を傷つけたり,他者に愛情をもてないという問題が生じているのではないかという言説を目に耳にするようになって久しいかと思い…
自然と生命への畏敬と愛情▲
創造性の芽生え▼
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おままごとやお世話遊びは,「演じる」遊びの一種と言えます。「演じる」遊びでは,ある役割になって行動することで,その気持ちや立場,望ましい振る舞いを,遊びを通して理解し,身につけることができます。例えば人形のお世話をしなが…
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音楽は、音やメロディ、リズムを通して身体能力や感性を育てます。また、音楽は表現のひとつのかたちでもあります。音楽を通して歌や演奏,踊りといった表現をしたり、それを聞くことは、こどもの情緒を安定させたり、ストレスや感情の発…
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絵画を通して,こどもたちの成長やメンタル面での課題を理解したり,解決をしようとする取り組みをしている園もあります。こどもたちは自由に制作や絵画活動を行うなかで,創造性や表現力,そして自分の気持ちを表現するということを身に…
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保育園や小児病棟では,絵本などの物語の世界観を,保育室や病棟の環境づくりに活かしている事例があります。写真は,ある小児病棟で,白いひつじが虹色の小人と出会い,「自分にぴったりの」すてきな色を見つけるための旅に出て,個性的…
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こどもたちが集中して遊び込む中で,創造性や思考力,自主性や感性が鍛えられていきます。自分の作品や遊びを大切に思う気持ちは,他者にもそうした思いがあることへの理解にもつながり,さらにそうした経験の積み重ねは,他者理解にもつ…
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玩具や遊具を他のものとして扱う「見立て」は,こどもにしばしば見られる行動です。見立て遊びのなかで,創造性や思考力,自主性が鍛えられていきます。また「見立て」は多くの場合,自分のなかだけでの見立てではなく他者と共有されるこ…
創造性の芽生え▲
豊かな言葉▼
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文字や数字といった抽象的な記号に日常的に触れることで,数の概念や文字の概念に自然に親しむことができます。またこうした文字や数字を用いてコミュニケーションをとることもできます。その場の状況や相手が言っていることを理解できる…
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保育室などで,「いまこどもたちに読んで欲しい本」「関心をもつであろう本」を選んで,表紙が見えるように飾ることがよくあります。表紙が見えるとやはりこどもは興味をそそられますし,本を読むことを誘うセッティングとして,とても有…
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読み聞かせは,こどもと親や保育者,または小さなこどもと本を読めるようになった年上のこどもが同じ時間や物語を共有する機会です。お話を聞くことに意味があるばかりでなく,時間や物語を大好きな人と共有することをこどもたちはとても…
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自分の考えや経験を少し改まった場面で人に話す,人の話を聞くという経験は,人と関わる力を育てます。また,仲の良い友達どうしで雑談をするというだけではなく,テーマのあるお話を筋道立てて話すことで,思考力や感性,豊かな言葉が育…
豊かな言葉▲
思考力▼
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いま,多くのこどもたちを取り巻く環境のなかには,テレビやビデオ,パソコン,インターネット,ゲーム,iPadなどの電子媒体や電子機器が日常的に存在しています。こうした媒体や機器を含むメディアは,こどもの成長・発達,特に心身…
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大人が当たり前と感じることが,こどもたちの目には「不思議」に映ることがあります。それはある種の新鮮な感動です。雨上がりに空に虹が架かること,夕日がオレンジ色に輝くこと,夜に室内から窓を眺めると鏡のように自分の顔が映ること…
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[31.自国の文化を知り,親しむ]ことはこどもの自己肯定感や,国や郷土への愛着を育てます。身近な生活の範囲でも,国や地域での伝統文化を遊びにとり入れることが,文化へのこどもの興味関心を育てます。ことに近年では,地域によっ…
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自国の文化を知り,親しむことは母国やその歴史への愛着を育み,自己肯定感や国や郷土を愛する気持ちを育てます。それは,アイデンティティの一部として自国を客観的に語る視点や能力に結びついていきます。このような視点は,国際化の進…
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近年では,通園施設にも障がいの重度・重複化で一つの園の中でも多様な障がいのあるこどもたちがいます。外国出身の保護者のもとで育つこどもなど,多様なバックグラウンドをもつこどもたちが一緒に生活する園も増えてきました。また,保…
思考力▲
自主性・主体性・意欲▼
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こどもたちは、乳児期から探索行動の拠点として心理的な「安全基地」を必要とすることが知られています。安全基地は、しばしば保護者(母親*)や保育者を指して言われ、見守ってくれている人、何かあればいつでも助けてくれる人、不安を…
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アフォーダンスとは、「もの」などの環境に内在する、動物にとっての行為の可能性(〜できる性)と定義されます。人などの動物はそれがある「もの」であるから行為・行動を起こすのではなく、それがある行為・行動を可能にするから、その…
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[51。アフォーダンスの演出]では、身体的な行為や行動、動作の誘発について説明しています。さらにここでは、「思わず〜したくなる」という環境による誘発を、心理的な面について説明します。 目に見えているもの、聞こえるもの、香…
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ここでは,[(52)遊びの可視化]などでも触れた,遊びの内容による空間の切り分けや空間への意味づけ,作り込みをゾーニングと呼びます。 多くの園やご家庭で,こどもたちが遊びを一区切りするたび,しなければいけないタイミングで…
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声かけだけ,または声かけがなくともじぶんたちで片付けができるようになることは,こどもたちの成長過程のなかでとても大切です。混乱なく活動ができるようになることで,自立にもつながります。 じぶんたちで片付けていける環境づくり…
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こどもたちに遊び内容に応じた「場」を保障することは,[(53)遊びの保存]と同様に,いつでもその遊びに戻れるという安心感を与えます。こうした安心感があることで,遊びを中断して生活の時間をとるなどの活動の移行もスムーズに行…
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写真は,「座っていること」「課題に取り組むこと」「終わらせる(最後までやる)こと」を,環境を介して支援している例です。集中して課題に取り組めるよう,聴覚や視覚による周囲の余分な刺激をカットした,パズルや文字書きなどの遊び…
自主性・主体性・意欲▲
自立と自律▼
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時間の感覚を身につけることは,こどもたちの自立と自律を促す観点からとても大切なことです。また,一日の予定の活動に即してスケジュールが流れることで,安心してそのときそのときの行動に取り組めるこどももいます。そのためには,時…
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一日の流れが安定していると,こどもが見通しを持って生活できるため,こどもが主体的に動くことができ,情緒も安定します。 この園では,通園してから降園するまでの一人ひとりの一日の流れを,カードを用いて可視化しています。こども…
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こどもが場面ごとに相応しい行為や行動があることを理解すること,またそれぞれの場面でそのようにふるまえることは,こどもの自立と自律や主体性につながっていきます。その場での適切な活動内容やふるまいを感じようとすることで思考力…
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こどもたちの自主性や自立と自律を促すため,朝夕の荷物の準備や片付けをこどもたち自身がやるように促している園が多くあります。ご家庭でも,自分でできることが増えるように支援していらっしゃるでしょう。 こどもたちに複数の行動や…
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発達段階や障がいの状態によって,こどもが自分でできることには差異があります。しかし自分も一個の人間として尊重されたいという思い,もちろん好奇心もあるでしょう。そうした「自分で」という思いを引き出し,守ることで,こどもの自…
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衣類の着脱場面では,「自分の棚から衣類を出す」「汚れ物を脱いで,自分の袋などに入れる」「自分で衣類を着る」という一連の行為への配慮があると良いでしょう。 こどもが自分の持ち物棚がわかるためには,自分の顔写真(保護者と一緒…
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こどもにとって園のトイレとは、排泄行為を行うための生活の空間であると同時に、排泄という基本的生活行為を学び、習慣づけるための学びの空間でもあります。トイレは、こどもが喜んで行きたくなるような、明るく清潔で、不安を感じずに…
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排泄の自立([28.排泄の自立への配慮])にも関連しますが,手洗い場が身近にあることは,こどもが手洗いをしやすく,また手洗いをしようという気持ちになりやすいため,衛生面での良い効果や,衛生観念の発達が期待できます。 上の…
自立と自律▲
喜んで話したり 聞いたりする態度▼
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自分の考えや経験を少し改まった場面で人に話す,人の話を聞くという経験は,人と関わる力を育てます。また,仲の良い友達どうしで雑談をするというだけではなく,テーマのあるお話を筋道立てて話すことで,思考力や感性,豊かな言葉が育…
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誰しも,自分が知っているものごとや人には親しみをもちます。ともに成長する仲間をこどもや親どうしが知ること(仲間の共有)は,保護者が園でのこどもの交友関係や生活を理解しこどもの気持ちを全面的に受け止める助けとなり,こどもの…
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「遊ぶ」集団をどのように設定するかは,こどもたちどうしの関係や,遊びの内容にも影響します。ペースや身体能力などが類似したこどもたちを集団とすることで,活動のしやすさや安全性を確保するという観点から,年齢ごとに保育単位(ク…
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「㊵保育単位の連携」にも関連しますが,異なる保育集団や,特に異年齢のこどもたちの自然な交流が起こることは,こどもたちの世界を拡げます。同年齢で複数のクラスがある場合には,こどもたちどうしのグループ形成の可能性が広がります…
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経験や身体の大きさ,能力など「自分と違う」人との関わりを楽しみ,喜ぶ態度は,社会でのコミュニケーションの土台となります。こどもたちはお互いにとって,大人とは違って自分の思いを先回りして察してくれたり,気持ちが充分に伝わら…
喜んで話したり 聞いたりする態度▲
人に対する愛情と信頼感▼
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経験や身体の大きさ,能力など「自分と違う」人との関わりを楽しみ,喜ぶ態度は,社会でのコミュニケーションの土台となります。こどもたちはお互いにとって,大人とは違って自分の思いを先回りして察してくれたり,気持ちが充分に伝わら…
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生まれてきてくれたことに感謝し,祝福する。お誕生日のお祝いは,個人とその存在を受け止め肯定すること,それを伝えることの大切な機会です。 月ごとに掲示やおたよりでお誕生日のこどもを紹介したり,月ごとや当日にお誕生日会(お楽…
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■ 成長過程の展示 ㊾作品の展示のようなその時々の展示に対して、こどもの作品をプロセスとして示すことで、こどもの成長・発達過程を保育者と保護者が共有できます。保護者にとっては他のこどものプロセスを見られ、自身のこどもの発…
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(日本社会事業大学附属子ども学園) 行事などを中心として,日々の生活を振り返って思い出やその時々の想い/感情を表現したり,まとめておくことは,感情や記憶を整理するとても大切な機会です。 写真の園では,毎年の活動の様子を写…
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■ 絵や制作物の展示 こどもが描いた絵や制作物の展示のために壁面や棚の上などを利用する場合が多いですが、展示のための場所を掲示版、額縁、アートボードなどで明確にして掲示すると、見た目も美しく作品が引き立ちます。また展示場…
人に対する愛情と信頼感▲
他者を大切にする心 協調性▼
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他者を大切にする心や、他者との関わりを喜ぶ態度を育てるために、こどもたちが協働してなにかをやり遂げ、その達成感や喜びを共有する体験をもつことが推奨されています。人との関わりの中でともに何か大きな事柄を成し遂げるには、「ど…
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集団活動の機会は、集団の規律を身につける機会になります。また,例えば集団遊びのルールを守ることでゲームが成立し、楽しく遊ぶことができるのだということを理解し,ルールを守ることを自然に受け入れる姿勢を育てることにつながりま…
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就学や,その先の社会参画へのつながりに向けて、集団での活動ができ、それを楽しめることは大切なことです。一方で、それぞれが独立した個であり、それぞれの考えをもっていることを理解し、それを尊重できることも、安定した自我と他者…
他者を大切にする心 協調性▲
空間把握と身体の把握▼
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(社会福祉法人戸田蕨福祉会 あすなろ学園) [③小さな居場所]や[④くつろいだ雰囲気],[㊿「基地」空間],[(56)集中して遊べる空間]などでは,おおむね小さい空間や場所が,こどもたちの安心感や集中力を高めるとご紹介し…
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(むくの木園) 立体的な空間とは,たとえば吹き抜けや中二階,ロフト,視野が拡がる階段などがあって,空間が2層・3層になっている空間,それが感じられる空間を指します。通所施設やご家庭では,平面的な拡がりはあっても,立体的な…
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(福島県立郡山支援学校) 俯瞰する(見下ろす)体験は,空間を認識する能力の発達につながります。地上レベルで見えているものや風景と,それらを上から見下ろしたときに感じられる互いの位置関係や,それぞれの場所の大きさなどはず…
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保育や療育の場では基本的に危険がないように配慮された計画がなされます。例えば,段差はなくし,高所からの思わぬ落下事故がないように柵を設けるなどの配慮は建物を建てる段階で,基本的な事項として行われています。ほかにも,私たち…
空間把握と身体の把握▲
しなやかで健康な身体▼
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こども個々人の移動能力や動作の特性は大きく異なります。一般的には,ほふく,伝い歩き,歩行・・と,のびのびと身体を動かすことでこどもは次第に移動能力が発達し,探索行動に結びついていきます。こうしたことが自発的な意欲を増し,…
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身体全部を使って遊ぶことは,身体の運動の統合を促し,空間や自身の身体を把握する力,認知・判断力,思考力等も育てます。空間や自身の身体を適切に把握することは,自信や情緒の安定にもつながります。 プール遊びや跳び箱,または写…
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午後の活動に午睡を取り入れるかどうかは園の方針によりますが,午睡や休憩は,こどもの心身の適切な発達や、生活リズムを整えて心身の健やかな状態を保つことにつながります。もちろんこうした状態が、情緒の安定にとっても大切になるで…
しなやかで健康な身体▲
食への興味と関心▼
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食事は文化のひとつであり,健康な食生活は健やかな身体や心の基盤の一つとなります。誰かと食をともにすることは人間関係の構築にもつながります。 食事やおやつをつくる様子が見えたり,その匂いを感じたりすることは,食や調理への興…
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自分たちが食べているものがどこから来ているのか,どのように作られているのかを知ることやそれらに興味や関心をもつことは,食育の大きな柱のひとつです。食材をつくっている人がいること,心を込めて作られていることを知ることで育つ…
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園の畑や,プランターなどで野菜などを育てる取り組みをする園があります。食べ物を育てることはこどもにとっても楽しみですし,収穫したものを食べることも嬉しく,楽しいものです。野菜や果物を育てるなかで,生き物の命に対して責任を…
食への興味と関心▲
家庭や地域との連携▼
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保育を通して,園が地域になじみ,こどもや保護者が地域に愛着をもつ支援をすることができます。ご家庭での子育てでも同様ですが,地域を歩き,歴史やいわれを知り,史跡や名跡を尋ねることなど,地域に「近しく」過ごすことがなによりも…
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(67)のように,地域のお祭りへの参加などでも地域との関係をつくっていくことができますが,より日常的には,地域の方がボランティアに来てくれたり,中学生や学生の実習を受け入れたりすることで,地域と係わる機会を自然にもってい…
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こどもは,今日という日をどのように過ごしたのでしょうか。誰と関わり、どのような体験をして、何を感じ、それがどのような発話となって現れてくるのでしょうか。 保育の時間を保育者と家庭で共有することは、こどもの体験や成長・発達…
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保護者とともに保育を行ったり,環境をつくったりすることは,第一には園と保護者の関係づくりにつながります。第二には,保護者の環境の価値への気づきを誘うことができるというメリットもあります。園で取り組まれている環境づくりには…
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近年,幼稚園や保育所,子育て支援施設では,直接的な「子育て」の支援/保育だけでなく,保護者のサポートによる間接的な子育て支援や,地域のコミュニティ醸成などに寄与しようとする向きが強くなってきています。保護者の急な用事や,…
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保護者同士の関係ができることで,保護者の子育てへの負担感を和らげたり,安心感を得たりするなどの影響が期待できます。こどもにとっても,保護者とともに他の大人と関わることは,他者との関わりの態度や豊かな言葉が育つ契機となるで…
家庭や地域との連携▲