住まいのアイデア部屋の出入口がわかるように目印をつける

場所 リビング、寝室、廊下、玄関
取り組みやすさ ★★★すぐにできる(モノを足す、ルールを作るなどの工夫)
こんなお悩みを
お持ちの方へ
  • 人や物にぶつかってしまう
  • 家具や什器(便座、イスなど)の位置がはっきりしない
  • 方向感覚が不安になる・方向をとらえにくい
  • 自分のいる場所がわかりにくい
  • 転びそうになる

アイデアのポイント

  • 部屋の出入口に目印をつけ、空間の切り替わりを足裏や手先でとらえやすくする
  • 家具にぶつかる場面を減らし、移動時の不安を抑える
  • 設置しやすく、家のつくりに合わせて調整しやすい方法

廊下の壁と扉の色が似ている、同じ扉がいくつか並んでいるなどの環境では、いまどの位置にいるのかとらえにくくなり、方向や距離感を確かめながら移動する場面が増えます。
廊下から部屋へ入るところや、リビングから台所へと続くところなどは床の変化がとらえにくく、場所の切り替わりを確かめる手がかりが少なくなりがちです。こうした状況を軽減する方法として、境界部分に触れてわかる目印をつけて、場所の切り替わりを感じ取れるようにする工夫があります。


目印には、床の素材の切り替え、テープ、薄いマットなど、感触の違いで判断できるものが使えます。たとえば、廊下から部屋に入る位置に細いマットを敷くと、足裏の感触が変わり、「ここから部屋が始まる」という手がかりになります。手の届く位置では、ドア枠の側面に小さなバーや凹凸をつける方法もあり、ドアを開ける際に手先で境界を確かめることができます。


玄関では、上がり框(かまち)の手前に素材の異なるマットを置くと、靴の脱ぎ履きの位置がわかりやすくなり、動作が落ち着いて行えます。リビングや寝室は、部屋の出入口に目印があることで、家具との距離が調整しやすくなり、余計な衝突を避けやすくなります。台所では、作業台まわりと他の空間の境界がわかると、作業に集中しやすくなります。また、作業台への不要な接触を防げます。廊下では、歩く方向がつかみやすくなり、歩幅が安定しやすくなります。


目印は後から追加しやすく、置くだけ・貼るだけで導入でき、家のつくりに合わせて位置や種類を細かく調整できるため、段階的に取り入れられる方法です。空間の切り替わりが明確になることで、移動時の不安を抑え、場所の認識がしやすくなります。