住まいのアイデア明るさを調整する

場所 トイレ、リビング、台所、寝室、廊下、浴室、玄関、脱衣所、階段
取り組みやすさ ★★すこし難しい(家具やインテリアへの工夫)
こんなお悩みを
お持ちの方へ
  • スイッチや目盛りがわかりにくい
  • 人や物にぶつかってしまう
  • 方向感覚が不安になる・方向をとらえにくい
  • 自分のいる場所がわかりにくい
  • 転びそうになる

アイデアのポイント

  • 周囲の様子や位置・方向がわかりやすくなり、移動するときの不安が軽減する
  • 手元が明るく、まぶしくなく照らせる補助灯によって、作業がしやすくなる
  • 足元灯で段差の位置を確かめやすくなる

家の中の明るさが均一でなかったり、まぶしさが強すぎたりすると、周囲の様子がとらえにくくなり、歩くときや動作の際の不安が増えることがあります。明るさを適切に調整する工夫は、移動の流れを落ち着け、部屋の中で位置や向きをつかみやすくする助けにもなります。とくに玄関や廊下は、外から入ったり部屋から出たりする場面が多く、明るさの差が大きいと段差や物の位置がつかみにくくなります。


調整の方法としては、明るさを変えられる照明器具や、光をやわらげるカバーの使用があります。台所や洗面まわりのように細かな作業を行う場所では、手元を均一に照らす補助灯を追加すると、動作がとぎれにくくなります。逆に、寝室やリビングなど落ち着いた空間では、まぶしさを抑えた照明を使うと、光の強さに気をとられず安心して過ごせます。玄関では、外から入った直後に強い光があると、周囲の情報をつかみにくくなるため、やわらかい光から少しずつ明るさを変えると落ち着きます。廊下や階段は、足元をやさしく照らすライトを置くと、高さの変化を意識しやすくなります。


また、明かりの位置も重要です。たとえば廊下では、足元にそっと光を当てるライトを使うと、夜間の移動が落ち着きます。階段では、段の端に向けてやわらかい光を当てることで、上り下りする場所を確かめやすくなります。風呂・トイレのように湿気などでの反射が起きやすい場所では、天井か壁に光を広げる照らし方が効果的です。


照明の調整がむずかしい場合は、スイッチの位置を触ってわかりやすくする工夫や、タイマー付き照明の使用も選択肢となります。明るさの調整は、部屋ごとの特性に合わせて少し手を加えるだけで、暮らしやすさを大きく変えられる工夫です。