住まいのアイデア間取りを変える

場所 その他、リビング、寝室、廊下
取り組みやすさ 計画や準備が必要(部屋の配置など)
こんなお悩みを
お持ちの方へ
  • 動線が使いにくい・わかりにくい

間取りの変更や収納などの大きな家具の配置を工夫して、触りながら家の中全体をスムーズに移動できるようにします。毎日行う洗濯、料理、玄関からリビングまでの移動などの動きの中で、なるべくストレスをなくしたい動線を優先して確保するとよいです。

こちらにお住まいの方は、美術大学の木工学科を卒業され社会人経験を経て、中途失明された方でした。それまでの経験から、デザインのリテラシーや家具に対する造詣も深いので、失明した後にご自身でプランニングを行ってご自宅をリノベーションされたという特徴があります。

まず2DKだった左の間取りをワンルームへ変更して、収納を全部壁沿いに設けることで、歩行時の障害物を減らした点がポイントです。このオレンジの矢印のラインをずっと片手で触りながら移動していきます。壁の一面を、収納、机、キッチンというふうに、連続的に触覚で把握できるように配置されています。

この方の工夫からわかるように、動線確保を優先して家具などを配置していき、触覚を基準に環境をデザインすることが、視覚に障害のある方の住まい整備のポイントの一つです。

(住まいづくりの支援者からー平井百香先生ご寄稿文より)