住まいのアイデア家具や物を動かないように固定する

場所 リビング、台所、寝室、廊下、玄関
取り組みやすさ ★★★すぐにできる(モノを足す、ルールを作るなどの工夫)
こんなお悩みを
お持ちの方へ
  • 人や物にぶつかってしまう
  • 家具や什器(便座、イスなど)の位置がはっきりしない
  • 方向感覚が不安になる・方向をとらえにくい
  • 自分のいる場所がわかりにくい
  • 転びそうになる

アイデアのポイント

  • 家具や物が動かず、通るときの距離感が安定する
  • 不意の接触や転びそうになる場面をへらせる
  • 家具の位置が手がかりとなり、現在地をつかみやすくなる

家具や物の位置がわずかに変わるだけでも、「いつもの通り道」と感じにくくなり、肩や腕をぶつけてしまうことがあります。とくに椅子や小さめの台、軽い棚、ゴミ箱、ワゴンなどは、日々の動作の中で少しずつ位置がずれたり、誰かが動かしたことに気づかないまま歩いてしまうことがあります。こうした不安を減らす工夫として、家具や物を動かないように固定する方法があります。


固定には、家具の脚の下に敷くすべり止めシート、床との間で動きを抑えるストッパー、重さの軽い家具に使う補助的な固定具などがあります。小さめの棚やワゴンは、押したり寄りかかったりした拍子に位置が変わることがあるため、すべり止めを敷くことで、触れたときの感覚が安定します。玄関では、靴の脱ぎ履きに使う補助台が動かないようにしておくと、体勢を整える動作が落ち着きます。


リビングでは、テーブルの脚にすべり止めを使うと、ちょっとした触れ方で動いてしまうことを防げます。寝室では、夜間に手で家具を確かめながら歩くことも多いため、家具の位置が一定だと、触れたときに方向をつかみやすくなります。台所では、調理中に近くに置いたワゴンやゴミ箱が動くと、足元への接触が起こりやすくなるため、固定することで安心して作業ができます。


家具が決まった位置にある状態が保てると、家具そのものが、空間の位置を確かめる手がかりになります。固定の完了後は、位置を変えない運用を家族と共有しておくと、手がかりとしての役割が安定してよいでしょう。いつも同じ場所にある物へ触れることで、「いまどこにいるか」が自然につかめ、移動の流れが途切れにくくなります。