行事などを中心として,日々の生活を振り返り,思い出やその時々の想いを表現したり,まとめておくことは,感情や記憶を整理するとても大切な機会です。

この園では,イベントなどがあると,当日か翌日かにそのイベントを題材にした「印象画」をそれぞれのこどもが描く機会を必ず設けています。この活動によって,こどもたちはイベントを振り返り,そのときにあったことや感じたことを自分なりに消化し,表現するなかでその体験を自分のものとしていきます。印象画は保護者が送迎に来たときなどに見える場所に飾られ,こどもと保護者がイベントやそこでの思いを共有するきっかけになっています。他のクラスの保育者が,こどもたちの画を見て会話のきっかけを得たり,成長の様子を見る機会にもなっています。

こちらは,なにかのイベントがあったときに,そのイベントの様子を写真やイラストなどで模造紙にまとめて玄関ホールに掲示している例です。こどもと保育者,保護者が朝夕の送迎や外出の出入りの際にこの様子を見て,イベントの振り返りができます。またこどもと保護者,保育者と保護者がこどもたちと日々の様子を共有する仕掛けとなっています。

年長児の保育室にのぼっていく階段の壁面に,「0歳児のころ」「1歳児のころ」のように,そのこどもたちが数年間にわたって園でどのような生活を送ってきたのかを印象的な写真でまとめて紹介しています。この掲示物は,卒園を間近に控えた時期と,彼ら彼女らを送ったあとの時期の設えです。卒園するこどもたちとその保護者にとっての振り返りの機会であり,また卒園していったお兄さん・お姉さんを思い出しながら,今度は自分たちが年長児として卒園に向かう1年間を過ごす,新しい年長児たちに向けたメッセージとなっています。

情緒の安定
1.登園時の期待感
2.気持ちの切り替え空間
3.小さな居場所
4.くつろいだ雰囲気
5.延長保育スペースでの配慮
豊かな感性
6.「触」覚のある環境
7.遊びのなかの触覚
8.全身で感じる遊び
9.においの体験
10.風と気づき
11.光の体験
12.日常的に美に触れる
豊かな心情
13.「演じ」て理解する
14.表現する−音楽
15.表現する−絵画,造形
自然と生命への
畏敬と愛情
 
19.自然に親しむ
20.季節を感じ,楽しむ
21.命を感じ,親しむ
 
創造性の芽生え
13.「演じ」て理解する
14.表現する−音楽
15.表現する−絵画,造形
16.物語が編み込まれた環境
17.遊び込める仕掛け
18.見立てを誘う環境
豊かな言葉
35.文字や数字がある環境
36.知識や物語の泉に触れる
37.読み聞かせの演出
38.ショウ&テルの機会
思考力
30.伝統文化を遊ぶ
31.自国の文化を知り,親しむ
32.多様性を体感する
33.電子メディアとの適切な距離感
34.「不思議」,科学の目の芽生え
自主性・主体性・意欲
50.「基地」空間
51.アフォーダンスの演出
52.遊びの可視化
53.遊びの保存
54.片付けのための工夫
55.遊びの場の保障
56.集中して遊べる空間
自立と自律
22.時間の可視化
23.日課の可視化
24.音で場面や行為を知る
25.流れをデザインする
26.「自分で」を支える
27.着脱の自立への配慮
28.排泄の自立への配慮
29.身近な手洗い場
 
関わる
喜んで話したり
聞いたりする態度
 
38.ショウ&テルの機会
39.仲間の共有
40.保育単位の連携と柔軟性
41.交流の拡がりを誘う空間
42.育ち合いの仕組み
人に対する愛情と信頼感
42.育ち合いの仕組み
46.命の祝福
47.自己の成長の確認
48.生活の振り返りの機会
49.作品の展示
他者大切にする心
協調性
 
43.協働の達成感と喜び
44.集団活動の機会
45.集団のなかでの個の尊重
 
空間把握と身体の把握
57.拡がりのある空間の体験
58.立体的な空間の体験
59.俯瞰する体験
60.安全と危険の感覚
しなやかで健康な身体
61.日常的に身体を動かせる
乳児の環境
62.全身を使って遊べる幼児の環境
63.午睡や休憩での配慮
食への興味と関心
64.調理との関わり
65.食べ物を知る
66.食べ物を育てる体験
 
家庭地域との連携
67.地域の文化と伝統に親しむ
68.地域との関係をつくる
69.保育の時間の共有
70.保護者とつくる環境
71.保護者の活動支援
72.保護者同士の関係をつくる