(あけぼの幼稚園)

多くの人が,自分の身体の大きさに合った小さな場所にいるとき,守られている感覚をもったり,落ち着いた気持ちで過ごすことができます。こどもたちにとって,身体が包み込まれ,守られている感覚で過ごすことができる場所は,情緒を安定させてくれる存在です。そうした場所でこどもたちは,自分1人になって気持ちを整理したり,複数人で空想の世界に遊ぶこともあるでしょう。

ご家庭でも,こどもたちはしばしば,押し入れや机の下など小さな場所を見つけて潜り込むことを好みます。さらに,多くの保育所や幼稚園では,こどもは自分の家庭での部屋のサイズよりも大きな「保育室」や「園庭」のなかで,こどもたちの集団のなかで,自分の居場所を見つける必要があります。常に広い場所にいることや,集団のなかにいることを強制されることは,わたしたちがそうであるのと同様に,多くのこどもたちにとってストレスになります。

アルコーヴやデンと呼ばれる,潜り込める小さな空間は,こどもたちにとってとても大切な空間です。そして,そうした場所はちょっとした工夫でもつくることができます。


*園のご要望により、加工しない写真を掲載しています。

園庭に置かれた遊具のなかに小さな居場所を見いだしている例です。

保育室内に小さな居場所が作られている例です。この写真のこどもは、情緒が不安定な面がありましたが、この場所にいるときだけは落ち着いて長時間、自分の遊びに集中していました。

情緒の安定
1.登園時の期待感
2.気持ちの切り替え空間
3.小さな居場所
4.くつろいだ雰囲気
5.延長保育スペースでの配慮
豊かな感性
6.「触」覚のある環境
7.遊びのなかの触覚
8.全身で感じる遊び
9.においの体験
10.風と気づき
11.光の体験
12.日常的に美に触れる
豊かな心情
13.「演じ」て理解する
14.表現する−音楽
15.表現する−絵画,造形
自然と生命への
畏敬と愛情
 
19.自然に親しむ
20.季節を感じ,楽しむ
21.命を感じ,親しむ
 
創造性の芽生え
13.「演じ」て理解する
14.表現する−音楽
15.表現する−絵画,造形
16.物語が編み込まれた環境
17.遊び込める仕掛け
18.見立てを誘う環境
豊かな言葉
35.文字や数字がある環境
36.知識や物語の泉に触れる
37.読み聞かせの演出
38.ショウ&テルの機会
思考力
30.伝統文化を遊ぶ
31.自国の文化を知り,親しむ
32.多様性を体感する
33.電子メディアとの適切な距離感
34.「不思議」,科学の目の芽生え
自主性・主体性・意欲
50.「基地」空間
51.アフォーダンスの演出
52.遊びの可視化
53.遊びの保存
54.片付けのための工夫
55.遊びの場の保障
56.集中して遊べる空間
自立と自律
22.時間の可視化
23.日課の可視化
24.音で場面や行為を知る
25.流れをデザインする
26.「自分で」を支える
27.着脱の自立への配慮
28.排泄の自立への配慮
29.身近な手洗い場
 
関わる
喜んで話したり
聞いたりする態度
 
38.ショウ&テルの機会
39.仲間の共有
40.保育単位の連携と柔軟性
41.交流の拡がりを誘う空間
42.育ち合いの仕組み
人に対する愛情と信頼感
42.育ち合いの仕組み
46.命の祝福
47.自己の成長の確認
48.生活の振り返りの機会
49.作品の展示
他者大切にする心
協調性
 
43.協働の達成感と喜び
44.集団活動の機会
45.集団のなかでの個の尊重
 
空間把握と身体の把握
57.拡がりのある空間の体験
58.立体的な空間の体験
59.俯瞰する体験
60.安全と危険の感覚
しなやかで健康な身体
61.日常的に身体を動かせる
乳児の環境
62.全身を使って遊べる幼児の環境
63.午睡や休憩での配慮
食への興味と関心
64.調理との関わり
65.食べ物を知る
66.食べ物を育てる体験
 
家庭地域との連携
67.地域の文化と伝統に親しむ
68.地域との関係をつくる
69.保育の時間の共有
70.保護者とつくる環境
71.保護者の活動支援
72.保護者同士の関係をつくる