*園のご要望により、加工しない写真を掲載しています。

我が国は,四季折々の表情のある美しい国です。しかし特に都市部に住むこどもたちは,季節を身体や五感の全てで感じて楽しむという機会に恵まれていないこともしばしばあります。
 夏祭りやプール,雪遊び,枯れ葉や落ち葉を踏んだり集めて作品をつくったり,花や野菜を育てて収穫を楽しむ([19.自然に親しむ],[66.食べ物を育てる体験]),虫の音に耳を傾けるなど,季節を感じ,楽しむことにはさまざまな場面やアプローチが有り得ます。「秋になったので日が暮れるのが早くなってきたね」など,日の入り時刻や気温の変化などをこどもが季節と関連づけて認知できるよう,保育者や保護者が言葉にすることもこどもたちの身の回りの自然現象への気づきや理解を助けます。

この園では,夏になると園庭の段差を利用して,園庭の一角に丸太と土で土手をつくって囲い,地下水を組み入れることで池がつくられます。そこにジャングルジムや木を組んだ遊具が設えられ,夏の間だけの遊び場所が出現します。池にはボートが浮かべられ,こどもたちは全身で季節を感じて遊ぶことができます。
この作業はスタッフと保護者が協力して行います。こうした活動が,保護者が園の環境づくりに関わっていく機会や,保護者同士の交流の機会として位置づけられています。こどもたちも,お父さんやお母さんがつくってくれたジャブジャブ池!!と喜びます。

そこまではできずとも,お花見や七夕,夕涼み,夏祭り,芋掘り,収穫祭,お月見など季節ごとの行事も大切にすることで季節を感じ,楽しむ姿勢を育てることは多くの園で取り組まれています。こうした行事は,こどもたちに我が国の文化や伝統的な季節の楽しみ方を伝える機会ともなっています。宗教を保育・教育のベースとする園やご家庭では,花祭りやクリスマス,イースターなども,宗教文化の根幹となる大切な年間行事ではないでしょうか。最近では,元はケルトの収穫祭で宗教色が強くない行事ということでハロウィンパーティで仮装を楽しんだりする園もあるようです。

情緒の安定
1.登園時の期待感
2.気持ちの切り替え空間
3.小さな居場所
4.くつろいだ雰囲気
5.延長保育スペースでの配慮
豊かな感性
6.「触」覚のある環境
7.遊びのなかの触覚
8.全身で感じる遊び
9.においの体験
10.風と気づき
11.光の体験
12.日常的に美に触れる
豊かな心情
13.「演じ」て理解する
14.表現する−音楽
15.表現する−絵画,造形
自然と生命への
畏敬と愛情
 
19.自然に親しむ
20.季節を感じ,楽しむ
21.命を感じ,親しむ
 
創造性の芽生え
13.「演じ」て理解する
14.表現する−音楽
15.表現する−絵画,造形
16.物語が編み込まれた環境
17.遊び込める仕掛け
18.見立てを誘う環境
豊かな言葉
35.文字や数字がある環境
36.知識や物語の泉に触れる
37.読み聞かせの演出
38.ショウ&テルの機会
思考力
30.伝統文化を遊ぶ
31.自国の文化を知り,親しむ
32.多様性を体感する
33.電子メディアとの適切な距離感
34.「不思議」,科学の目の芽生え
自主性・主体性・意欲
50.「基地」空間
51.アフォーダンスの演出
52.遊びの可視化
53.遊びの保存
54.片付けのための工夫
55.遊びの場の保障
56.集中して遊べる空間
自立と自律
22.時間の可視化
23.日課の可視化
24.音で場面や行為を知る
25.流れをデザインする
26.「自分で」を支える
27.着脱の自立への配慮
28.排泄の自立への配慮
29.身近な手洗い場
 
関わる
喜んで話したり
聞いたりする態度
 
38.ショウ&テルの機会
39.仲間の共有
40.保育単位の連携と柔軟性
41.交流の拡がりを誘う空間
42.育ち合いの仕組み
人に対する愛情と信頼感
42.育ち合いの仕組み
46.命の祝福
47.自己の成長の確認
48.生活の振り返りの機会
49.作品の展示
他者大切にする心
協調性
 
43.協働の達成感と喜び
44.集団活動の機会
45.集団のなかでの個の尊重
 
空間把握と身体の把握
57.拡がりのある空間の体験
58.立体的な空間の体験
59.俯瞰する体験
60.安全と危険の感覚
しなやかで健康な身体
61.日常的に身体を動かせる
乳児の環境
62.全身を使って遊べる幼児の環境
63.午睡や休憩での配慮
食への興味と関心
64.調理との関わり
65.食べ物を知る
66.食べ物を育てる体験
 
家庭地域との連携
67.地域の文化と伝統に親しむ
68.地域との関係をつくる
69.保育の時間の共有
70.保護者とつくる環境
71.保護者の活動支援
72.保護者同士の関係をつくる