おままごとやお世話遊びは,「演じる」遊びの一種と言えます。「演じる」遊びでは,ある役割になって行動することで,その気持ちや立場,望ましい振る舞いを遊びを通して理解し,身につけることができます。例えば人形のお世話をしながら,自分にかけられる愛情を理解したり,愛情を求める気持ちを表現したりすることもあるでしょう。自分の気持ちを表現することが難しいこどもが,虐待などのストレスを人形遊びのなかで「再現」し,周囲がそうしたトラブルに気づける症例があることも知られています。

この写真は、壁に,飾られるようにしまわれた,いろいろなキャラクターの,色とりどりのパペットです。こどもたちはパペットを動かすことで、演じる遊びができます。


(狭山ひかり幼稚園)

ままごと遊びのために、遊具や玩具がしつらえられたゾーンです。場が明確に作られ、遊びの手がかりがちりばめられていることで、ここではこどもたちが十分に遊び込むことができます。

こどもたちの身長に合った天井高の遊具のなかにつくられたままごとの設えです。高さ方向の環境づくりが,その場の雰囲気に大きく影響することがわかります。

地域のコミュニティ施設のホールを借りて、保育所の生活発表会を行う園での、3〜4歳児によるミュージカルの一こまです。こどもたちはお芝居を通して、登場人物の気持ちを自分のものとして感じたり、役柄や気持ちにふさわしい立ち居振る舞いを体験することで、他者の感情を理解したり場にふさわしい振る舞いをすることを身につけていきます。こどもたちはまた、表現する喜びや、他のこどもたちと協同してなにかをつくりあげていくことへの楽しみや達成感を味わいます。

こちらは全国で初めて作家である芸術士を保育所に派遣し,芸術士がこどもたちと生活を共にしながら,こどもたちの興味や芸術表現をサポートする保育活動に取り組んでいる一例です。

あーとなほいくがはじまったよ 芸術士のいる保育所

URL:http://geijyutsushi.archipelago.or.jp/

情緒の安定
1.登園時の期待感
2.気持ちの切り替え空間
3.小さな居場所
4.くつろいだ雰囲気
5.延長保育スペースでの配慮
豊かな感性
6.「触」覚のある環境
7.遊びのなかの触覚
8.全身で感じる遊び
9.においの体験
10.風と気づき
11.光の体験
12.日常的に美に触れる
豊かな心情
13.「演じ」て理解する
14.表現する−音楽
15.表現する−絵画,造形
自然と生命への
畏敬と愛情
 
19.自然に親しむ
20.季節を感じ,楽しむ
21.命を感じ,親しむ
 
創造性の芽生え
13.「演じ」て理解する
14.表現する−音楽
15.表現する−絵画,造形
16.物語が編み込まれた環境
17.遊び込める仕掛け
18.見立てを誘う環境
豊かな言葉
35.文字や数字がある環境
36.知識や物語の泉に触れる
37.読み聞かせの演出
38.ショウ&テルの機会
思考力
30.伝統文化を遊ぶ
31.自国の文化を知り,親しむ
32.多様性を体感する
33.電子メディアとの適切な距離感
34.「不思議」,科学の目の芽生え
自主性・主体性・意欲
50.「基地」空間
51.アフォーダンスの演出
52.遊びの可視化
53.遊びの保存
54.片付けのための工夫
55.遊びの場の保障
56.集中して遊べる空間
自立と自律
22.時間の可視化
23.日課の可視化
24.音で場面や行為を知る
25.流れをデザインする
26.「自分で」を支える
27.着脱の自立への配慮
28.排泄の自立への配慮
29.身近な手洗い場
 
関わる
喜んで話したり
聞いたりする態度
 
38.ショウ&テルの機会
39.仲間の共有
40.保育単位の連携と柔軟性
41.交流の拡がりを誘う空間
42.育ち合いの仕組み
人に対する愛情と信頼感
42.育ち合いの仕組み
46.命の祝福
47.自己の成長の確認
48.生活の振り返りの機会
49.作品の展示
他者大切にする心
協調性
 
43.協働の達成感と喜び
44.集団活動の機会
45.集団のなかでの個の尊重
 
空間把握と身体の把握
57.拡がりのある空間の体験
58.立体的な空間の体験
59.俯瞰する体験
60.安全と危険の感覚
しなやかで健康な身体
61.日常的に身体を動かせる
乳児の環境
62.全身を使って遊べる幼児の環境
63.午睡や休憩での配慮
食への興味と関心
64.調理との関わり
65.食べ物を知る
66.食べ物を育てる体験
 
家庭地域との連携
67.地域の文化と伝統に親しむ
68.地域との関係をつくる
69.保育の時間の共有
70.保護者とつくる環境
71.保護者の活動支援
72.保護者同士の関係をつくる